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    黄仲則(黄景仁) 《冬夜》 

     留取伴明光

    天水

    黄景仁 《冬夜》 空堂夜深冷

            
          留取 Liú qǔ は,猶,留存す。 
          この場合,「取」は,語助詞。
          いぜんとして,月が明光を伴ってなおとどまる。  
          あるいは「留在しやがる」のニュアンスかも知れぬ。
          なおいっそう月の光が皎皎と淒淒と冴えわたる結句。

          空堂に獨り。明光に冷たさしか感じられぬ夜。
          霜は,一掃できても月光は “掃” できがたし。
          いつまでも,いつまでも明るく光かがやきゐる

          そのようなれば,
          冴え冴えと煌めく光に,慯つけられて疼く心,
          凍るような冷たい夜氣のなかのおびえ,おそれをうたうか

          しかし光,本無情。
          “無情”ではなく。 もとより情なし。

          靜寂のなかの天の嚴かさ。白じらしさ
          この光,心の“空” にしみいってくる
          すなおに,いとおしい。
          黄仲則。 孤單奇零の人,句裂れ。
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    テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学

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    Author:詩囚

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