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    年載 (はじめ) 七絶 《年載》 七言近體

     解題 jiětí : 年の,載 (はじ) めナリ。 玄少少子,玄妙遠し。
         玄が眩しくて,少(わか) いときは拗 (す) ねていたが,殘りの人生は
         “身” を律していきたい,という贅澤な希みをいだく素朴な年始の心境。

       
       年載  Nian zai

      文字離身無一實   Wénzì lí shēn wú yī shí,
      遠宗開界天洞悉   Yuǎn zōng kāi jiè tiān dòngxī
      眩光滅照玄回來   Xuànguāng miè zhào xuán huílái
      少拗殘生有載律   Shǎo ǎo cánshēng yǒu zài lǜ


    毛澤東載    拗=ただしく律によらない
           こと,拗體詩を言う,つまり。
          “古詩”ではなく拗ねた詩體
           孟東野の如き類
        律=音韻が整う,約束事を
           きちんと守りつくられた
           詩のこと
        眩=眩しい,は目が暗む,黑む
           光と影の反轉續くを言う
        光=古代の光,古拙の明。
           アルカイックな耀さであり
           また逆の美辭麗句でもある
        玄=上に同じ。もしくは黑のこと
           



       一,文字は身を離れれば何も無い。遠き祖宗は天のことわりを洞悉し界開く
          眩しい光は黯を滅するが照らしもする,玄の,また回り,來たりて

       二,文遠玄少字宗の光。拗ねて,離開すれば,滅すのみ。 殘るもの,
          身界。生を照らすは。 天無,玄一有。 洞を回 (めぐること) して,
          實を載 (かさねること) し,悉 (ことごとく ) せば,律は來たるか。
     

       
       ここでは年の意と重ねるの意をこめて,つかったが, とは
       又,始め也。《詩·豳風》春曰載陽。物の終りて更に始の義でもある。
       又,積み運ぶ物也。
       《詩·小雅》にいう其車既載。満載。
       あるいは舟や車。汎汎楊舟,載沈載浮。の載。
       又,滿つる也。
       満載,すなわち,積む。舟は沈み,車は覆る,そしてふたたびはじまる
       《詩·大雅》にいう厥聲載路。 

     怨聲載道ということばもおなじ。民が發する怨嗟の聲が道路に,
     いたるところに満ち満ちているという意味である。

         又,記載すること也。又,飾也
         又,按じて《爾雅·釋天》に載,歳也。註:載,始也。とある,と。

    馬王堆帛書
     さらに,清代の段玉裁『説文解字注』
     によればという字は

         椉也。乘者,覆也。
         上覆之則下載之,故其義相成。
         引申之謂所載之物曰載,
         如詩載輪爾載,
         下載音才再反是也
         引申爲凡載物之偁,


      とは,乘の古字。
     上に積めば覆る,だから下に積みなさい,と。
     下に積みすぎれば,上はひっくりかえるでしょ,
     乘る,と覆る,はしょせんはおなじこと,
     という逆説の事をも言ってるのか・・・・。

     うーむ。段玉裁がスゴイのか,“載”の字そのものがスゴイのか。

     さも,インテリ・ゲンチャンな,ぎょーぎょーしキ
     注釋をつけくわえて。
     ・・・・・
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    コメントありがとうございます。

    コメントありがとうございます。
    僕はまだまだ漢字に対してのセンスといいましょうか、感覚に乏しいものがあるなと痛感しています。漢字を正しく解釈することでより正確に概念を捉えることができるに違いありませんから、漢詩あるいは漢字字典で語義までチェックしてみるということをやってみようと思います。ちょうどいま、岩波文庫復刻版のホーソーン短編集を読んでいて、旧字体で書かれた漢字が多くつかわれているため辞書を引く機会があるので適時です。

    Hajimeさんへ

    こんにちは,お返事ありがとうございます。

    わたしのコメントは,思ったことがあるとすぐ口に出しちゃう人と同じで,ついふらっと書き込んでしまうので,あんまり気にしないでくださいね!返事を書かなきゃ,とかも。読まれてることはなんとなくわかりますからw

    ホーソーンのころのアメリカはおもしろいですね
    ピューリタニズムなどまなべることも多いでしょうね。
    そういえばあなたのモルグ街の短考もよかったですねえ。日本ではポーはコナンドイルと同じ文脈で語られがちですが,ヨーロッパじゃボードレールと同格に論じられますものね!
    といってシャーロックホームズを貶下的に見るわけでは,もちろんありませんがw

    ではではまた~~^^
    (拍手もありがとうございましたー)

    こんばんは。

    ふらっと書き込んでいただける位置にいられることがなんともうれしいです。

    ピューリタリズムはなんか凄く狭隘な価値観という気がしていましたが人類への畏敬であったり、単純ではないので少しずつ深めていきたいところです。

    コナンドイルは世界文学(あいまいな感覚ですみません)というイメージがありません、なぜだかわかりませんが…
    しかし、ポーはボードレールと並べられるというのはすごい納得です!

    本当に勉強になります。ありがとうございます。

    それでは失礼します。

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    Author:詩囚

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